
嫌ですね~、カーテンを開けるとビッシリと水滴だらけ・・・
ガラス面は拭き取ったり、クリーナーなどで吸い取ればいいのかもしれませんが、
レールの部分はどうしてますか?見て見ぬふりですか? まぁいずれは乾くでしょう。 ですが、濡れた部分にはゴミやホコリなどが付着しやすく、酷くなると藻のようなものやカビなどが発生する原因にもなります。
どういうことになるか、わかると思います。
良い季節の日々、窓を開けて爽やかな空気を取り入れようとしても逆効果になる可能性です。
世の中健康な人ばかりではありません。器官の弱い人や、アレルギー体質の人など様々です。
ちょっと話が飛躍しましたが、簡単に解決する方法があります
窓の内側に、もう1つ窓を付けてしまうのが簡単
数社が内窓として商品を出していますが、代表としてLIXIL「インプラス」を例にします。
というのは、当社としての施工実績が多数あるからです。
それでは、まず原理からお話します。
ペアガラスってご存知ですか?
最近の住宅には当たり前のように使用されている窓ガラスですが、数十年前の住まいの窓ガラスは単板と言われる1枚ガラスです。
画像をご覧のように、単板ガラスは押さえてあるゴムの間(ガラス)が2~3mmなので細いのがわかります。
外気と内気の空気の堺にはこの薄いガラスしかないので、その温度差ですぐに結露が発生します。
一方、ペアのガラスとガラスの間には10~13mmの層があります。
このガラスの違いで、ガラスの断熱性能に差が出ています。
カーテン等は日射の遮蔽にはすぐれているが、密閉性がない
カーテンと窓ガラスの間には空気層がありますが、密閉されているわけではないので暖かい空気や冷たい空気が行き来するので結露の抑制にはならないのです。
そこで密閉性、気密性の高いインプラスなどの内窓を取り付けます。
インプラスはガラスのフレーム、レール枠が熱伝導の低い樹脂でできているのも一役かっています。
1:既存窓枠確認。
2:更かし枠取り付け
3:樹脂レール取り付け
4:ガラス取り付け
1:既存窓枠の形状と枠幅を確認します。取り付け規定以上の枠幅がない場合は性能の低下のあそれがあるので、専用のふかし枠を取り付けます。
専用ふかし枠の取り付け場所が異型の窓枠の場合、ふかし枠を取り付けるための添え木材が必要になります。
2:専用のふかし枠をベースアングル、樹脂枠と取り付けます。空気層を規定量確保するために4種類の更かし枠があります。
3:窓の上下左右に樹脂レール枠をふかし枠に合わせて取り付けます。この時、気密性を高めるためにしっかりとした採寸と施工が必要になります。
4:ガラスを取り付けて完了です。
透明だけでなく、霞んだ型ガラスの設定やLow-eもあります。
結果発表

輝臣より
温度差の激しい環境下で、毎年結露に悩まされていた住まいの結露がなくなりました。
インプラスでは結露などの断熱性能ばかりでなく、防音としての効果もあります。
いかがでしょうか。価格は窓の大きさも違うので一概には言えませんが、費用対効果としては非常に安価だと思います。
施工ギャラリー
どれも見た目は変わりませんが、取り付けたお住まいのお部屋環境は変わります。